鍼で治せるもの、治せないもの

ある鍼灸師の方のお話によりますと、どんなに頑固な偏頭痛でも鍼灸で治る例が多いとのことです。
何故病院では治らない偏頭痛が鍼で治るかと言いますと、それは鍼灸師さんが患者の全身を診るからだとのことです。
偏頭痛の原因は一般的に、血管の拡張だそうで、病院ではこれに重点を置いて痛みを緩和する治療を行ないます。しかし、鍼灸では全身の循環システムを診て治療をするのだそうです。
この全身の循環システムを東洋医学では経絡(けいらく)と言いますが、人体の経絡は極めて複雑です。
したがって、偏頭痛を直す時にその重点が頭にあるとは限らず、頸や背中のコリが頭痛の原因の場合もありますし、胃腸の具合が悪かったりもするそうです。
このように東洋医学の鍼で偏頭痛が治るのは意外かもしれませんが、このような話はまだあまり良く知られていないようです。
また、このような場合偏頭痛が治るのと同時に頸や肩の凝りもなおるのですから、全身の循環システムに関係する病の多くは鍼灸治療で治らないまでも、改善されるようです。
ただし、いわゆるガンや糖尿病などの成人病の場合は鍼の効果にも限界があるようですから、そのような病気は鍼灸で治すわけにはいかないでしょう。
しかし、精神的なストレスや冷え性などは鍼で全身の血行を活発にすれば改善されるでしょうし、東洋医学の観点から考えれば、自律神経失調症や不眠症などにも鍼治療は有効なのではないでしょうか。

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