東洋医学の概要について

私たちが利用する各種の病院や医院の多くはいわゆる西洋医学で、CTスキャナーやレントゲンなどの医療機器を使って患者さんの症状を検査し、適切な処置をして薬を処方します。
これに対して鍼灸は東洋医学になり、東洋医学の概念は、そもそも人間の身体は自然とバランスがとれているのですが、そのバランスが崩れると様々な病気になると言うものです。
この身体のバランスの概念は二つありますが、それは「陰」と「陽」です。
世の中にある全ての事象はプラスとマイナス、光と陰のように相対する二つの概念があります。
東洋医学では、この対極的な概念は人間の身体にもあてはまると考えられていて、この対極間のバランスが崩れると様々な病気になるわけです。
このように人間の身体にある陰陽を、東洋医学では、「陰の気」は下に向かい、限度が来ると上に昇り、「陽の気」は上に向かい、限度に来ると下へ降りる、とされています。
私たちは、昼間は「陽」の気が強く、夜には「陰」の気が強くなりますが、このバランスが崩れると夜に「陽」の気が強くなり、眠れなくなります。
また、この陰陽の状況を表すために東洋医学では「虚」と「実」の概念があります。
「虚」はマイナスや低下のことで、「実」はプラスや向上ですが、勘違いしそうなのは「実」が良くて「虚」が良くない状態という考えです。
実はそうではなく、「虚」と「実」のバランスがとれていることが大切なのです。
ですから、東洋医学では陰陽のバランスを判断する物差しが虚・実で、身体のバランスを整えるために虚と実を見極めます。
この際に重要なのがツボで、鍼灸はツボの部分を虚にしたり実にしたりする役目があります。

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